酒造りへの想い

三輪を飲む

酒の神が鎮まる地 奈良・三輪。
山の麓で寒暖の差が激しい気候、神の水といわれる三輪山の伏流水、酒との深い歴史がそろう三輪の地で、
その恵みを授かりながら酒造りが出来る唯一無二の環境。
だからこそ三輪の歴史・文化、そこから生み出される風土(水・米)を表現した酒造りをしたいと思っています。
ブランドコンセプトは「三輪を飲む」

醸造哲学「清く、正しい、酒造り」

醸造哲学は「清く、正しい、酒造り」
「清く」とは、三輪の一点の曇りもない清らかさを表現すること。「正しい」とは、酒造りにおいて正しいことしかしない、ということ。酒は嗜好品のため、「美味しいor美味しくない」は飲み手が決めることだと考えています。我々は醸造家として「全醸造工程において正しいことをしているか」を全ての判断軸にしています。
例えば、洗米。洗米の一番の目的は「米糠を落とすこと」。それであれば、大量の米を一気に洗うよりも、小分けにして洗った方が酒造りにおいては「正しい」はず。結果、我々は手間がどれだけかかっても全ての米を10kgずつ洗米します。
例えば、仕込み作業仕込み作業の一番の目的は「雑菌汚染させず、米を傷つけず仕込むこと」。それであれば、エアーシューターという機械を使わず、手運びで仕込んだ方が酒造りにおいて「正しい」はず。結果、我々は手間がどれだけかかっても全ての米を手運びで仕込み作業をしています。
このように当蔵では徹底した品質重視の酒造りを行っています。

仕込み水「神宿る水」

仕込み水は蔵内井戸から湧き出る御神体「三輪山」の伏流水。 三輪山は健康の神様としても信仰をされていることから、三輪山の伏流水は「飲めば万病に効く」といわれている霊験あらたかな御神水です。
また酒造りの神様が宿る水と知られ、そのありがたい水が当蔵では360有余年途切れる事なく井戸から湧き出て使用しています。水質はやや軟水でやわらかい口当たりです。

使用米「三輪の米」

美味しい酒には必ず理由がある。その一つに、やはり「米」、そしてその米が育つ土壌。 いい土壌には、うまい米が育ち、その米で醸す酒も自然とうまくなる。加えて、出来上がる酒に三輪の風景が透けて欲しい。
その様な想いから仕込み水の湧く水脈上で契約農家と共に米を育てています。 「山田錦」と奈良県唯一の酒造好適米「露葉風(つゆはかぜ)」を主力品種としています。

page top